休憩時刻の設定につきましては、「固定休憩」「時間数休憩」の２種類があります。

「固定休憩」とは、例えば12：00〜13：00というように、あらかじめ休憩時間帯が決まっている場合のことをいいます。
固定休憩は、４つの時間帯まで設定が可能です。

「時間数休憩」とは、例えば6時間勤務した場合45分の休憩時間が発生するというように、ある一定の労働時間に対して、決められた休憩時間数を差引くことをいいます。
時間数休憩は、2つまで設定が可能です。（例：6時間で45分、9時間に達すると60分）
※印字方法が残業時間集計・残業時間計算の場合は、「時間数休憩」は設定できません。

なお、「固定休憩」と「時間数休憩」をあわせて設定することはできません。

まるめ単位時間につきましては、【1分・5分・10分・15分・20分・30分・60分】から選択できます。
まるめ方法につきましては、「出退勤時刻まるめ」「時間数まるめ」の２種類があります。

「出退勤時刻まるめ」」とは、タイムカードを入れた出勤時刻と退勤時刻それぞれを、まるめ単位時間で切り上げ（出勤時刻）、切り捨て（退勤時刻）します。
その結果の出勤退勤時刻をもとに時間数が計算されます。
【例】
出勤8：05、退勤17：55、まるめ15分の場合、
それぞれをまるめて8：05→8：15、17：55→17：45
17：45-8：15＝9：30

「時間数まるめ」とは、タイムカードをいれた退勤時刻から出勤時刻（残業計算の場合は終業時刻）を引き算して、その結果をまるめ単位時間で切り捨てます。
【例】
出勤8：05、退勤17：55、まるめ15分の場合、
17：55-8：05＝9：50→まるめて9：45

印字方法を残業時間集計・残業時間計算をお選びいただいた場合、必要となる設定です。
残業承認時刻とは、設定した時刻以降に打刻した場合、残業と判定する時刻のことをいいます。
残業承認時刻以降に退勤すると、残業コメント「ザ」を印字します。

【例】
17：00が会社の終業時刻とします。まるめは出退勤時刻まるめ15分とします。
Aさんは17：00から休憩後、17：20にタイムカードを打ちました。
Bさんは17：00から１時間残業して、18：00にタイムカードを打ちました。
この場合、残業承認時刻を17：30に設定しておくと、17：30前にタイムカードを打ったＡさんには残業はつかず、17：30後にタイムカードを打ったＢさんに１時間の残業が印字されます。
仮に、残業承認時刻を終業時刻と同じ17：00に設定していると、休憩しているにもかかわらず、Ａさんにも15分の残業が発生してしまうことになります。

パスワード機能で、改ざん目的などの故意の時刻変更や設定の変更を防止できます。

停電や設置場所の変更などでコンセントを抜いても、タイムレコーダーは時間を記憶しておりますので、電源を通電時に自動で時間を調整します。（停電累計約３年間まで）

Ｚ１５０によくある質問

Ｑ．「実働時間数」と「残業時間数」の両方の計算を１台で可能ですか？

Ａ．１台のZ150では両方の計算を設定することできません。どちらか一方を選んで設定してください。

Ｑ．打ち忘れがある場合の時間計算はどうなりますか？

Ａ．その日の時間計算はできなくなります。１ヶ月の集計は、集計後に手計算でその日の時間数を足してください。

Ｑ．終業時刻が17：30で、18：00から残業計算を開始したい場合は？

Ａ．終業時刻は17：30に設定し、固定休憩を17：30〜18：00に設定すれば、18：00からの残業計算ができます。

Ｑ．月の集計はいつすればいいのですか？

Ａ．締め日を過ぎてから１ヶ月以内に集計してください。１ヶ月以上経ってしまうと、未集計データは削除されます。

Ｑ．Ｚカード以外のタイムカードは使用できないのですか？

Ａ．Ｚカード以外のタイムカードは、ご使用いただけません。

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